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Prusa mini+ のエクストルーダーとヒートブレイクを交換しました

Prusa mini+ のエクストルーダーとヒートブレイクを交換しました。

どちらもTriable Lab製でAliExpressから購入しました。

交換後に躓いたところ

Prusa mini+購入後初めてパーツを交換するということもあっていろいろ問題が起こりました。

フィラメントが押し出せなくなる

エクストルーダーのホットエンド側の継手

継手を外した先の小さいPTFEチューブ

エクストルーダーの組立時にPTFEチューブの継手を外した部分にPTFEチューブを挿入するのを忘れてしまっていてフィラメントが押し出せなくなる問題が起こりました。

この短いチューブがないおかげでその区間だけフィラメントが自由に動ける空間ができてしまい、エクストルーダーがフィラメントを押し出したさいにその空間でフィラメントが曲がって詰まることが原因でした。

最初はエクストルーダーのテンションの調整がうまくいってないのかとおもって調整ノブをくるくる回しつつ試行錯誤してましたが、詰まった箇所と詰まり方をもっとよく見ていれば原因に早く気がつけたかもしれません。

ヒーター・サーミスタがエラーを吐く

ヒーター及びサーミスタに関するエラーの表示

ヒートブレイク交換後にヒーター・サーミスタがエラーを吐くようになりました。

PINDAセンサーを取り付ける際にサーミスタの線を挟んでしまったことがあって断線したのかと思ったのですが、何度かヒーター・サーミスタのヒートブロックへの取り付け位置を調整しているとエラーを吐かなくなりました。

どちらもマルチメーターで抵抗値を調べたところ問題なかったので断線しているわけではなく、結局詳しい原因は分かりませんでした。

キャリブレーションウィザードのY軸が失敗する

エクストルーダーとヒートブレイクの交換とは関係ないですが同時期に発生して躓いたのでここで紹介します。

これはヒートベッドのケーブルが基盤を内包するボックスに引っかかってY軸が前進しきらないことが原因でした。

キャリブレーションウィザード以外でも、プリント開始時のY軸の移動でガガガッと音がなることもありました。

www.printables.com

解決策としてはリンク先のPrusa mini+ Heatbed Cable Supportを取り付けてヒートベッドとの接続ケーブルのたわみを調整することです。

今のところこのパーツをつけてからは安定しています。

少しプリントの質が少し落ちた

交換前後でPlusa PLAを用いてプリントを試していたのですが、交換後は少し表面がガタついたりしてます(今現在も)。

ただこの問題はフィラメントの吸湿やパーツ交換に伴うパラメータの調整が不完全なだけな気がしています。

交換してみてどうだったか

PLAをメインで印刷してきてこれからもおそらくそのつもりなので、交換の苦労に対する恩恵はそれほど大きくありませんでした。

おそらく印刷難易度の高い材質のフィラメントを利用したり、稼働時間が増えてきたりすると結果的に変えておいてよかったねとも思えるのかもしれないです。

ただ、苦労のぶんPrusa mini+の構造や3Dプリンタ全般におけるトラブルシュート力はすこし上がった気がします。